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今回は、ニッカウヰスキーの「竹鶴ピュアモルト」をレビューしていきます。
創業者の竹鶴政孝の名前が付いたウイスキーで、余市と宮城峡、ニッカの2つの蒸溜所のモルトを合わせた一本です。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1りんごやバニラの甘さに、モルトのコクと穏やかなスモーキーさ
- 2どの飲み方でもバランスが崩れず、ロックとハイボールが特に良い
- 3余市と宮城峡、両方の個性を1本で味わってみたい人に
基本情報
| 商品名 | 竹鶴ピュアモルト |
|---|---|
| メーカー | ニッカウヰスキー(アサヒビール) |
| 蒸留所 | 余市蒸溜所・宮城峡蒸溜所 |
| 産地 | 日本 |
| 分類 | ブレンデッドモルト |
| 熟成樽 | シェリー樽 / リメード樽 |
| 度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 7,700円前後(税込・2026年10月時点) |
| おすすめの飲み方 | ロック・ハイボール |
竹鶴ピュアモルトとは
竹鶴ピュアモルトは、ニッカウヰスキーが造る、モルト原酒だけを合わせたウイスキーです。名前は、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる創業者、竹鶴政孝から取られています。
使われているのは、北海道の余市蒸溜所と、宮城県の宮城峡蒸溜所のモルト。力強くスモーキーな余市と、華やかでやわらかい宮城峡という、性格の違う2つの蒸溜所の原酒を合わせているのが特徴です。
公式の説明では、シェリー樽で熟成した余市と宮城峡のモルトに、リメード樽で熟成した宮城峡のモルトを組み合わせているとのこと。グレーン原酒を使わないので、モルトらしいコクをしっかり感じられます。
ポイント
- 余市と宮城峡、2つの蒸溜所のモルト原酒だけを合わせたピュアモルト
- シェリー樽とリメード樽の原酒を組み合わせた、果実感とコク
- 創業者・竹鶴政孝の名前を冠した、ニッカを代表する銘柄
2020年にリニューアルし、現在は白いラベルに
竹鶴ピュアモルトは、2020年3月にリニューアルされています。それまであった12年や17年などの年数表記のボトルは終売になり、現在は熟成年数の表記がないこの1本だけ。
リニューアルでは、余市モルトの比率を高めて、より深いコクを出したそうです。ラベルも、以前の黒から白に変わりました。
価格は、2024年4月の改定で希望小売価格が7,700円(税込)になっています。お店によって販売価格にかなり差があるので、買うときは価格を見比べたいところですね。
竹鶴のもとになっている余市と宮城峡は、それぞれ別の記事で紹介しています。
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに注ぐと、りんごを思わせる、甘酸っぱい果実の香りが広がります。続いて、バニラやカスタードクリームのようなやさしい甘さ。
その奥に、穏やかなスモーキーさも感じられます。煙たいというほどではなく、果実の甘さの後ろにうっすらと漂うくらいですね。
味わい
口当たりはなめらかで、モルトのしっかりしたコクと、やさしい甘みが広がります。りんごやバナナのような果実感もあり、甘めで飲みやすい味わい。
後半には、ほろ苦さとスモーキーな風味が出てきます。甘さだけで終わらず、全体を引き締めてくれる印象です。
熟成年数の表記がないボトルらしく、舌に少しピリッとした刺激も感じられます。
余韻
飲み込んだあとには、ビターチョコレートのようなほろ苦さと、穏やかなスモークが残ります。
甘さもじんわりと続き、長さは中くらい。派手さはありませんが、落ち着いた後味です。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート4.0
果実の甘さとモルトのコク、スモーキーさのバランスを、そのまま味わえる飲み方です。口当たりがなめらかで、43%でも飲みにくさはありません。
余市の力強さと宮城峡のやわらかさが、どちらも感じられるのが面白いところ。若い原酒らしいピリッとした刺激は少しありますが、気になるほどではないですね。
ロック4.5
氷を入れると、甘さがよりはっきりして、やさしくまとまった味わいになります。スモーキーさは奥に引っ込み、モルトの香ばしさとほろ苦さが出てきますね。
飲みやすさがぐっと上がるので、ゆっくり飲むのにぴったり。氷が溶けすぎると味が薄くなりやすいので、小さめの氷で早めに飲むのがおすすめです。
ハイボール4.5
炭酸で割ると、りんごのようなフルーティーさとモルトのコクが広がる、飲みごたえのあるハイボールになります。軽すぎず重すぎず、ちょうど良いバランス。
甘さとほろ苦さ、穏やかなスモーキーさがしっかり残るので、すっきり系というよりは、味わって飲むタイプのハイボールですね。
竹鶴ピュアモルトのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- 余市と宮城峡の個性がどちらも感じられ、バランスが良い
- りんごやバニラの甘さがあり、なめらかで飲みやすい
- ストレートでもロックでもハイボールでも、おいしく飲める
気になる声
- 値上げ後の7,700円は、味に対して割高に感じる
- 熟成年数の表記がなく、若い原酒の刺激がある
- スモーキーさがあるので、苦手な人には合わない
評価されていたのは、2つの蒸溜所の個性が調和したバランスの良さ。どの飲み方でも楽しめるという声が多く見られました。
一方で、価格については厳しい声もあります。2024年の値上げで7,700円になったこともあり、味は良いけれどコスパは高くない、という意見が目立ちました。
ただ、シングルモルトの余市や宮城峡も同じ希望小売価格です。その両方の原酒を合わせたブレンデッドモルトだと考えると、個人的にはコスパは良いほうだと思います。
スモーキーさの感じ方は、人によって差があるようです。穏やかという声もあれば、日本のウイスキーの中ではかなりスモーキーという声もありました。
竹鶴ピュアモルトの評価まとめ
| ストレート | 4.0 |
|---|---|
| ロックおすすめ | 4.5 |
| ハイボールおすすめ | 4.5 |
| コスパ | 4.0 |
| 総合 | 4.3 |
りんごやバニラの甘さに、モルトのコクと穏やかなスモーキーさ。余市と宮城峡の良いところを合わせた、バランスの良い一本でした。
どの飲み方でも味が崩れないのが良いところですね。ロックでは甘さがはっきりして飲みやすく、ハイボールではコクのある味わいを楽しめます。
希望小売価格は7,700円と、気軽に普段飲みできる値段ではありません。それでも、余市や宮城峡と同じ価格で両方の個性を味わえると考えると、納得できる一本だと思います。
こんな人におすすめ
- 余市と宮城峡、両方の個性を1本で味わってみたい
- 甘さとコク、穏やかなスモーキーさのバランスを楽しみたい
- いろいろな飲み方で楽しめるジャパニーズウイスキーを探している
おすすめしない人
- コスパを重視して、普段飲みのボトルを探している
- スモーキーな香りが苦手
ニッカの2つの蒸溜所の個性を、バランス良く味わいたい人は、竹鶴ピュアモルトをぜひ試してみてください。
