本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
今回は、「フォアローゼズ ブラック」をレビューしていきます。
スーパーでも見かける定番のフォアローゼズの、ひとつ上のクラスにあたる日本限定のボトル。黒いラベルが目印です。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1ナツメグやシナモンのようなスパイス感に、熟した果実とキャラメルの甘さ
- 2角のない口当たりで、ロックとハイボールのどちらでも楽しめる
- 33,000円台で、飲み方を選ばないバーボンを探している人に
基本情報
| 商品名 | フォアローゼズ ブラック |
|---|---|
| メーカー | フォアローゼズ蒸溜所(国内販売:キリンビール) |
| 蒸留所 | フォアローゼズ蒸溜所(アメリカ・ケンタッキー州ローレンスバーグ) |
| 産地 | アメリカ |
| 分類 | バーボン |
| 熟成樽 | 内側を焦がしたアメリカンオークの新樽 |
| 度数 | 40% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 3,600円前後(税込・2026年9月時点) |
| おすすめの飲み方 | ロック・ハイボール |
フォアローゼズ ブラックとは
フォアローゼズ ブラックは、アメリカ・ケンタッキー州のフォアローゼズ蒸溜所で造られる、日本限定のバーボンです。定番のフォアローゼズのひとつ上に位置し、その上にシングルバレルとプラチナが続きます。
フォアローゼズは、2種類のマッシュビル(原料の配合)と5種類の酵母を掛け合わせた10種類の原酒を造り分けているのが特徴。ブラックには、そのうち「K」と呼ばれる穏やかなスパイスを生む酵母で仕込んだ2種類の原酒が使われています。ライ麦の比率が高い配合と低い配合を組み合わせ、スパイシーさと芳醇さの両方を出す造りです。
熟成は6年以上。定番より長く寝かせた原酒を選んでいるとのことで、公式の説明では「スパイシーな味わいと熟した果実香やオーク樽の香りが調和した」ブレンドと紹介されています。
なお、ブランドは2002年から長くキリンが所有していましたが、2026年4月にアメリカのワイン大手E.&J.ガロ社へ売却されました。日本国内の販売は当面キリンが続けるとのことなので、日本限定のブラックもこれまで通り買えます。
ポイント
- 穏やかなスパイスを生む「K」酵母の原酒2種類をブレンドした日本限定品
- 6年以上熟成で、スパイス感と熟した果実、キャラメルの甘さが調和
- 定番のフォアローゼズのひとつ上のクラスで、実売3,000円台後半
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに近づけると、キャラメルやバニラの甘い香りに、ナツメグやシナモンを思わせるスパイスが重なります。奥にはプラムやアプリコットのような熟した果実。
定番のフォアローゼズにあるバラのような華やかさは控えめで、代わりに樽の香ばしさが前に出ます。バーボンらしい接着剤っぽい香りはありますが、鼻に刺さるほどではありません。
アルコールの刺激も穏やか。40度らしい落ち着いた香り立ちです。
味わい
口に含むと、まろやかなキャラメルとバニラの甘みが舌を包みます。とろみのある重さはなく、ミディアムライトくらいのボディ。
中盤からはライ麦由来のスパイスが立ち上がり、シナモンのような温かみが広がります。甘さの後にほのかな渋みと苦みが続き、味が締まる流れです。
甘いだけで終わらないところが、定番との違いですね。
余韻
飲み込んだあとには、樽の香ばしさとスパイスがドライに残ります。長さは中くらいで、最後に少しビター。
熟した果実の甘さはすっと引き、口の中はさっぱりした飲み終わり。次の一口を誘う後味です。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート4.0
角のないアルコール感で、甘み・スパイス・苦みのバランスをそのまま楽しめる飲み方です。雑味が少なく、40度のバーボンとしては完成度が高いと思います。
ただ、飲みごたえは控えめ。5,000円を超えるようなバーボンの重厚さや長い余韻を期待すると、少し物足りません。
香りの華やかさで選ぶなら定番のほうが上なので、こちらはスパイスと樽の落ち着いた味を楽しむ一杯ですね。
ロック4.0
氷を入れると、アルコールの刺激がさらに穏やかになり、バニラや果実の甘さがふわっと広がります。雑味が立たず、キレのあるさっぱりした味わい。
スパイスは少し引っ込みますが、樽の香ばしさは残ります。冷えても味が崩れないので、ゆっくり飲むのに合う飲み方です。
氷が溶けて薄まると深みが足りなく感じるところもあるので、溶けすぎる前に飲み切るくらいがちょうど良さそうです。
ハイボール4.0
炭酸で割ると、柑橘やナッツのような風味が出てきて、ほんのりビターでドライなハイボールになります。軽やかなのに味がしっかり残るのが良いところ。
余韻のスパイシーさとハーブのような爽やかさが炭酸と合い、食事と一緒でも負けません。脂のあるステーキや揚げ物と合わせると、後味がすっきりします。
華やかさや軽さで選ぶなら定番のほうが向いていますが、飲みごたえのあるハイボールならこちらです。
フォアローゼズ ブラックのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- スパイスと甘さのバランスが良く、クセがなくて飲みやすい
- ロックでもハイボールでも味が崩れず、飲み方を選ばない
- 3,000円台のバーボンとしては完成度が高く、コスパが良い
気になる声
- 定番のフォアローゼズのような華やかさは弱い
- 重厚さや長い余韻はなく、飲みごたえを求めると物足りない
- 定番の約2倍の価格なので、割高に感じる人もいる
確認したレビューでは、飲み方の幅の広さと、価格に対する完成度を評価する声が目立ちました。ロックを推す声が特に多く、ハイボールとの相性を挙げる人も多いです。
一方で、定番と比べてどうか、という点は評価が分かれるところ。華やかさを求める人には定番のほうが合う、という声は納得できます。方向性が違うので、上位互換というより別の性格のボトルとして考えたほうが良さそうです。
価格については、定番の約2倍という点を気にする声もありました。そのぶん熟成が長く、味の落ち着きは確実に上ですが、2倍の差に見合うかというと、自分も少し迷うところです。
フォアローゼズ ブラックの評価まとめ
| ストレート | 4.0 |
|---|---|
| ロックおすすめ | 4.0 |
| ハイボールおすすめ | 4.0 |
| コスパ | 3.0 |
| 総合 | 3.8 |
いちばんの魅力は、どの飲み方でも味が崩れないところ。角のないアルコール感と、スパイスと甘さのバランスが、ストレートからハイボールまで安定しています。
特に気に入ったのはロックとハイボールです。ロックでは甘さがふわっと広がり、ハイボールではドライなキレと飲みごたえが残る。同じボトルで違う顔を楽しめるのは、家に置いておくと便利だと思います。
重厚さや長い余韻はないので、じっくり向き合う一本ではありません。そこは割り切って、普段の晩酌で飲み方を変えながら楽しむ用途が合っていますね。
こんな人におすすめ
- スパイスの効いた、クセの少ないバーボンが好き
- ロックとハイボールの両方で楽しめる一本が欲しい
- 3,000円台で、定番より少し落ち着いたバーボンを探している
おすすめしない人
- バラのような華やかな香りを楽しみたい
- 重厚で余韻の長いバーボンをストレートで味わいたい
飲み方を選ばず、普段の晩酌で長く付き合えるバーボンを探している人は、フォアローゼズ ブラックをぜひ試してみてください。
