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今回は、「バスカー シングルモルト」をレビューしていきます。
通称「バスカー青」と呼ばれる、アイリッシュのシングルモルト。おなじみのバスカー緑を構成する、モルト原酒を楽しめるボトルです。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1りんごやパイナップルを思わせる、フルーティーな甘さ
- 2なめらかな口当たりで、ロックとハイボールが特に良い
- 33,000円台で、フルーティーなシングルモルトを探している人に
基本情報
| 商品名 | バスカー シングルモルト |
|---|---|
| メーカー | イルヴァ・サロンノ |
| 蒸留所 | ロイヤルオーク蒸留所 |
| 産地 | アイルランド |
| 分類 | シングルモルト |
| 熟成樽 | バーボン樽 / シェリー樽 |
| 度数 | 44.3% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 3,200円前後(税込・2026年10月時点) |
| おすすめの飲み方 | ロック・ハイボール |
バスカー シングルモルトとは
バスカー シングルモルトは、アイルランドのロイヤルオーク蒸留所で造られるウイスキーです。通称「バスカー青」。ブレンデッドのバスカー緑を構成する3種類の原酒のうち、モルト原酒だけを瓶詰めしています。
原料は大麦麦芽のみ。これをポットスチル(単式蒸留器)で3回蒸留するのが、アイリッシュらしい造りです。スコッチのシングルモルトは2回蒸留が一般的なので、そのぶん軽やかでなめらかな酒質になります。
熟成にはバーボン樽とシェリー樽を使用。度数は44.3%と少し高めで、軽さだけでなく、しっかりした味わいも楽しめるボトルですね。
ポイント
- 大麦麦芽だけを原料に、ポットスチルで3回蒸留したシングルモルト
- バーボン樽とシェリー樽で熟成し、44.3%で瓶詰め
- バスカー緑を構成するモルト原酒の個性を楽しめる
2024年にボトルがリニューアル
バスカーのシングルシリーズは、2024年7月にボトルが新しくなっています。キャップがスクリュー式からコルク栓に変わり、ボトルの底も厚くなって、以前より重厚な見た目になりました。
今回飲んだのも、このリニューアル後のボトルです。
シリーズの基本となるバスカー緑と、ポットスチル原酒の黒は、別の記事で紹介しています。
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに注ぐと、熟したりんごやパイナップルを思わせる、フルーティーで甘い香りが広がります。バスカーらしい、南国の果実のような印象ですね。
続いて、バニラや蜂蜜のやさしい甘さ。奥にはシナモンのようなスパイスも感じられます。
アルコールの刺激は少しありますが、香りの華やかさのほうが前に出ます。
味わい
口当たりはなめらかで、りんごや蜂蜜の甘さがやさしく広がります。モルトのコクもあり、アイリッシュの軽いイメージよりも、しっかりした味わい。
中盤からはシナモンのようなスパイスが出てきて、後半はチョコレートを思わせるほろ苦さへ。甘さとビターさのバランスが良いですね。
度数が44.3%あるので、飲みごたえも感じられます。
余韻
飲み込んだあとには、フルーティーな甘さと、ほろ苦さが残ります。
長さは短めで、すっと消えていく後味。スパイスが少し残るので、飲み終わりは引き締まった印象です。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート3.5
フルーティーな香りと甘さを、そのまま味わえる飲み方です。口当たりがなめらかなので、44.3%という度数のわりに飲みやすいと思います。
ただ、若さからくるアルコールの刺激と、中盤のビターさは少し気になるところ。水を少しだけ足すと、ビターさが落ち着いて甘さが出やすくなりますね。
ロック4.0
氷を入れた直後は、スパイスとビターさが前に出て、少しドライな味わいになります。
そこから氷が溶けてくると、南国フルーツや蜜のような甘さがぐっと出てきて、口当たりもクリーミーに。時間とともに変わっていくのが楽しい飲み方です。
度数が高めなので、氷が溶けても味が薄まりにくいのも良いところですね。
ハイボール4.0
炭酸で割ると、りんごやパイナップルのようなフルーティーさが広がる、少し甘めのハイボールになります。割っても味が負けず、モルトのコクもしっかり。
飲み終わりは甘さで終わるのではなく、ミントのような爽やかな後味が残りました。甘めのハイボールですが、この後味のおかげで口の中がすっきりして、飲み飽きしませんね。
バスカー シングルモルトのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- りんごやパイナップルのような、フルーティーな香りと甘さ
- 3,000円台のシングルモルトとしては、コスパが高い
- アイリッシュの中では味がしっかりしていて、飲みごたえがある
気になる声
- ストレートではアルコールの刺激や若さを感じる
- バランスが良い反面、これという決め手に欠ける
- 独特のフルーティーな香りは、好みが分かれる
評価されていたのは、フルーティーさと、価格に対する満足度。3,000円台でシングルモルトが買えること自体を評価する声も多く見られました。
一方で、どの飲み方でも及第点だけれど決め手に欠ける、という声もあります。突出した個性というよりは、バランスの良さで選ぶボトルなのかもしれません。
2024年のリニューアルについては、味はほとんど変わらないという声と、シェリー樽の落ち着いた風味が増したという声がありました。
バスカー シングルモルトの評価まとめ
| ストレート | 3.5 |
|---|---|
| ロックおすすめ | 4.0 |
| ハイボールおすすめ | 4.0 |
| コスパ | 4.5 |
| 総合 | 4.0 |
りんごやパイナップルを思わせるフルーティーな甘さと、なめらかな口当たり。軽いだけではなく、モルトのコクもしっかり感じられる一本でした。
特に良かったのは、ロックとハイボールですね。ロックでは氷が溶けるにつれて甘さが出てきて、ハイボールではフルーティーさとコクを楽しめます。
ストレートでは、若さからくる刺激が少し気になりました。そのまま飲むなら、水を少し足すのがおすすめです。
3,000円台で買えるシングルモルトは貴重なので、普段飲み用としても使いやすいと思います。
こんな人におすすめ
- フルーティーで甘いウイスキーが好き
- 手頃な価格のシングルモルトを探している
- バスカー緑が好きで、モルト原酒の味も知りたい
おすすめしない人
- すっきりドライなハイボールを飲みたい
- ストレートで刺激の少ない口当たりを重視したい
手頃な価格で、フルーティーなシングルモルトを楽しみたい人は、バスカー シングルモルトをぜひ試してみてください。
