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今回は、スコッチの「モンキーショルダー」をレビューしていきます。
ボトルの肩に3匹の猿が付いた、ちょっと変わった見た目のウイスキー。モルト原酒だけを合わせたブレンデッドモルトで、3,000円台で買える手頃さも魅力です。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1洋梨やバニラ、蜂蜜のやさしい甘さに、クリーミーな口当たり
- 2クセがなく、ハイボールにすると誰でも飲みやすい
- 3シングルモルトの入門や、普段のハイボール用を探している人に
基本情報
| 商品名 | モンキーショルダー |
|---|---|
| メーカー | ウィリアム・グラント&サンズ(国内販売:ブラウンフォーマンジャパン) |
| 産地 | スコットランド |
| 分類 | ブレンデッドモルト |
| 熟成樽 | バーボン樽 |
| 度数 | 40% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 3,600円前後(税込・2026年9月時点) |
| おすすめの飲み方 | ハイボール |
モンキーショルダーとは
モンキーショルダーは、スコットランドのスペイサイド地方のモルト原酒だけを合わせて造られる、ブレンデッドモルトウイスキーです。グレンフィディックやバルヴェニーで知られるウィリアム・グラント&サンズ社が手がけています。
もともとは、同社が所有するグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィの3つの蒸溜所のモルトを合わせて造られていました。現在は「スペイサイドのモルト原酒のブレンド」と説明されていて、使われている蒸溜所は公表されていません。
ブレンドしたあとにバーボン樽で寝かせる工程があり、クリーミーでなめらかな口当たりに仕上げられているとのこと。度数は40%で、クセの少ない飲みやすさを狙った造りです。
ポイント
- スペイサイドのモルト原酒だけを合わせたブレンデッドモルト
- グレンフィディックを造るウィリアム・グラント&サンズ社が手がける
- クセが少なく、ハイボールやカクテルにも使いやすい
名前の由来と、肩に乗った3匹の猿
「モンキーショルダー」という名前は、かつて麦芽づくりの職人がかかった肩の職業病から来ています。床に広げた麦芽を木のシャベルで手作業でかき混ぜ続けるうちに、肩が下がって猿のようになってしまう。そんな職人たちへの敬意を込めた名前だそうです。
ボトルの肩には、金属の猿が3匹付いています。もともとの3つの蒸溜所を表しているとも言われていますね。
なお、日本での販売は、2025年1月からブラウンフォーマンジャパンが行っています。
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに注ぐと、洋梨や青リンゴのような、フルーティーで爽やかな香りが広がります。続いて、バニラや蜂蜜のやさしい甘さ。
奥にはオレンジのような柑橘の香りもあり、全体に明るくて華やかな印象です。アルコールの刺激は少しありますが、鼻に刺さるほどではありません。
味わい
口に含むと、クリーミーでなめらかな口当たりに驚きます。蜂蜜やバニラの甘さに、麦のコクが重なって、やわらかく広がる味わい。
中盤からは、シナモンのような軽いスパイスと、樽のほろ苦さが出てきます。甘いだけで終わらないので、飲み飽きしません。
ボディは軽めで、クセと呼べるものはほとんどありませんね。
余韻
飲み込んだあとには、バニラの甘さと、ほろ苦さが穏やかに残ります。
長さは中くらいで、すっと消えていく後味。ビターさが少し勝つので、飲み終わりはすっきりしています。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート3.5
洋梨や蜂蜜の甘さと、クリーミーな口当たりをそのまま楽しめる飲み方です。40%で刺激も少ないので、ストレートに慣れていない人でも飲みやすいと思います。
ただ、若さからくるアルコール感と、後半のビターさは少し気になるところ。深みや飲みごたえを求めると物足りないので、軽く1杯楽しむくらいが合っていますね。
ロック3.5
氷を入れると、フルーティーさが引き立ち、甘さは少し控えめになります。樽の香ばしさとスパイスが前に出て、すっきりした味わい。
アルコールの刺激は和らぎますが、氷が溶けるにつれて味が軽くなり、少し物足りなさも出てきます。冷えているうちに飲むのがおすすめです。
ハイボール5.0
炭酸で割ると、洋梨のような爽やかさと、やさしい甘さが広がる、バランスの良いハイボールになります。クセがまったくなく、後味もすっきり。
甘さと爽快感のちょうど良いバランスで、食事と一緒にゴクゴク飲めます。3つの中では、このボトルの良さがいちばん出る飲み方ですね。
モンキーショルダーのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- クセがなく、ウイスキー初心者でも飲みやすい
- クリーミーでなめらかな口当たりと、バランスの良さ
- ハイボールにすると爽やかで、食事に合う
気になる声
- バランスが良い反面、個性や飲みごたえに欠ける
- ストレートでは若さやビターさが気になる
- 同じ価格でシングルモルトの12年物が買えるので、迷う
評価されていたのは、誰でも飲みやすいバランスの良さ。特にハイボールとの相性を挙げる声が多く、カクテルのベースとして使う人もいるようです。
一方で、飲みやすさの裏返しとして、個性や飲みごたえを物足りなく感じる声もありました。バランスを重視したブレンドなので、ガツンとした味を求める人には向かないと思います。
価格については、3,000円台後半だとシングルモルトの12年物と競合する、という意見が目立ちました。ストレートでじっくり飲むなら、そちらに軍配が上がるかもしれませんね。
モンキーショルダーの評価まとめ
| ストレート | 3.5 |
|---|---|
| ロック | 3.5 |
| ハイボールおすすめ | 5.0 |
| コスパ | 4.0 |
| 総合 | 4.0 |
洋梨やバニラのやさしい甘さと、クリーミーな口当たり。クセがなく、誰にでも飲みやすいブレンデッドモルトでした。
特に良かったのはハイボールですね。爽やかさと甘さのバランスが良く、食事と一緒に気軽に楽しめます。
ストレートやロックでは、若さやビターさが少し気になり、飲みごたえも控えめです。じっくり味わうボトルというより、普段のハイボール用や、ウイスキーに慣れていない人と一緒に飲む一本として使うのが合っていると思います。
こんな人におすすめ
- クセのない、飲みやすいウイスキーを探している
- 爽やかなハイボールを、食事と一緒に楽しみたい
おすすめしない人
- 個性の強い、飲みごたえのあるウイスキーが好き
- ストレートでじっくり味わいたい
クセがなく飲みやすい、ハイボール向きのモルトウイスキーを探している人は、モンキーショルダーをぜひ試してみてください。
