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今回は、スペイサイドのシングルモルト「グレングラント アルボラリス」をレビューしていきます。
シングルモルトでありながら、2,000円台で買える手頃さが魅力の一本。オレンジ色のラベルが目を引くボトルです。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1蜂蜜やバタースコッチのやさしい甘さに、軽やかな飲み口
- 2ハイボールにすると爽やかで、食事にも合わせやすい
- 3手頃なシングルモルトを、普段のハイボール用に探している人に
基本情報
| 商品名 | グレングラント アルボラリス |
|---|---|
| メーカー | カンパリグループ(国内販売:CAMPARI JAPAN) |
| 蒸留所 | グレングラント蒸溜所(スコットランド・スペイサイド) |
| 産地 | スコットランド |
| 分類 | シングルモルト |
| 熟成樽 | バーボン樽 / オロロソシェリー樽 |
| 度数 | 40% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 2,100円前後(税込・2026年9月時点) |
| おすすめの飲み方 | ハイボール |
グレングラント アルボラリスとは
グレングラント アルボラリスは、スコットランドのスペイサイド地方にあるグレングラント蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキー。蒸溜所の創業は1840年で、ラベルにもその年が記されています。
「アルボラリス」は、ラテン語で「木漏れ日」を意味する言葉。熟成年数の表記がないノンエイジのボトルで、グレングラントの中ではいちばん手頃な位置づけです。日本では2021年に発売されました。
熟成には、バーボン樽とオロロソシェリー樽を使用。ボトルのラベルにも「蜂蜜、ドライフルーツ、繊細なスパイス」と書かれていて、軽やかでやさしい甘さを楽しむタイプのウイスキーです。
ポイント
- スペイサイドのグレングラント蒸溜所が造る、ノンエイジのシングルモルト
- バーボン樽とオロロソシェリー樽で熟成した、軽やかでやさしい甘さ
- シングルモルトとしては珍しく、2,000円台で買える
2025年に値下げ、2026年10月からは値上げに
シングルモルトの値上げが続く中で、このボトルは2025年9月に値下げされています。希望小売価格が3,300円(税別)から、発売当初と同じ2,500円(税別)に戻りました。
ただ、2026年10月1日の出荷分からは、再び価格が改定されます。希望小売価格は税込で2,750円から3,036円になり、約1割の値上げとのこと。
この記事を書いている時点では、2,000円台前半で販売しているお店が多いですが、今後は少しずつ上がっていきそうですね…。それでも、シングルモルトとしては手に取りやすい価格帯です。
ラベルのデザインも新しくなっています。オレンジ色は以前と同じですが、縁取りが水色になり、ブランドの象徴である青いケシの花「ブルーポピー」が描かれているのが新しいラベル。今回飲んだのも、この新しいラベルのボトルです。
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに注ぐと、蜂蜜やバニラのやさしい甘い香りが広がります。奥にはレーズンのようなドライフルーツの香りもあり、ふわっと明るい印象。
樽の香ばしさや、バターのようなまろやかさも感じられます。ノンエイジのボトルですが、アルコールのツンとした刺激は少なめですね。
味わい
口に含むと、バタースコッチのようななめらかな甘さが広がります。麦の香ばしさとドライフルーツの風味も続き、全体にやさしい味わい。
口当たりは軽く、重たさやクセはほとんどありません。後半には樽のほろ苦さと、わずかなスパイスが出てきます。
軽やかで飲みやすい反面、味の厚みや深さは控えめです。
余韻
飲み込んだあとには、蜂蜜の甘さと、樽のビターさが軽く残ります。
長さは短めで、すっと引いていく後味。余韻をじっくり楽しむというより、次の一口に進みやすいタイプですね。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート3.5
蜂蜜やバタースコッチの甘さを、いちばん素直に感じられる飲み方です。口当たりが軽いので、シングルモルトをストレートで飲み慣れていない人でも飲みやすいと思います。
ただ、若い原酒らしいアルコールの刺激が少しあり、味の厚みも控えめです。じっくり時間をかけて飲むというよりは、軽く1杯楽しむくらいが合っていますね。
ロック3.0
氷を入れると、甘さは少し控えめになり、樽のビターさと渋みが前に出てきます。
すっきりとは飲めますが、もともと軽い味わいなので、氷が溶けるにつれて物足りなさを感じるところも。このボトルの良さである爽やかさは、ロックでは少し伝わりにくい印象です。
ハイボール5.0
炭酸で割ると、やさしい甘さと爽やかさが引き立つ、すっきりしたハイボールになります。クセがなく、後味に樽のビターさが軽く残るので、飲み飽きしません。
食事の邪魔をしないので、普段の食卓に合わせるのにぴったり。3つの中では、いちばん良さが出る飲み方だと思います。
味が軽めなので、少し濃いめに作るのがおすすめですね。
グレングラント アルボラリスのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- 2,000円台のシングルモルトとしては、驚くほどコスパが良い
- クセがなく軽やかで、ウイスキー初心者でも飲みやすい
- ハイボールにすると爽やかで、食事に合う
気になる声
- 味が軽く、ボディや余韻に物足りなさがある
- ロックにすると樽の渋みが目立つ
- ラベルが変わってから、味も変わったと感じる人がいる
評価されていたのは、やはり価格に対する満足度の高さ。ハイボール用のシングルモルトとして、常備しているという声も多く見られました。
一方で、味の軽さを物足りなく感じる声もあります。濃厚さや深みを求めるボトルではないので、そこは割り切って選ぶのが良さそうですね。
ラベルの変更については、以前より甘さやドライフルーツの風味が増したという声と、以前のほうが良かったという声の両方がありました。メーカーから中身を変えたという発表は出ていないようなので、感じ方の違いもありそうです。
グレングラント アルボラリスの評価まとめ
| ストレート | 3.5 |
|---|---|
| ロック | 3.0 |
| ハイボールおすすめ | 5.0 |
| コスパ | 5.0 |
| 総合 | 4.1 |
蜂蜜やバタースコッチのやさしい甘さと、軽やかな飲み口。クセがなく、誰にでも飲みやすいシングルモルトでした。
特に良かったのはハイボールですね。爽やかですっきりしていて、食事と一緒に気軽に楽しめます。
ストレートやロックでは、味の軽さが少し物足りなく感じるところもありました。じっくり味わうボトルというよりは、普段のハイボール用として使うのが合っていると思います。
そして何より、2,000円台で買えるのが大きな魅力。シングルモルトの価格が上がっている中で、この値段で楽しめるのはありがたいですね。
こんな人におすすめ
- 手頃な価格で、シングルモルトを試してみたい
- クセのない爽やかなハイボールを、食事と一緒に楽しみたい
- 普段飲み用に、気兼ねなく使えるボトルを探している
おすすめしない人
- 濃厚な味わいや、長い余韻を楽しみたい
- ロックでゆっくり飲むのが好き
手頃なシングルモルトを、普段のハイボールで気軽に楽しみたい人は、グレングラント アルボラリスをぜひ試してみてください。
