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今回は、「デュワーズ12年 ミズナラ」をレビューしていきます。
2026年5月に発売された日本限定・数量限定のボトルで、デュワーズ12年を日本産のミズナラ樽で仕上げた一本。ボイジャーシリーズという新しい限定シリーズの第1弾です。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1蜂蜜とりんごの甘さに、ミズナラ樽由来のほのかな白檀の香り
- 2おすすめはロック。甘さが引き締まり、果実とお香の香りが開く
- 3白檀は控えめで、ウッディさとスパイスが加わったデュワーズという印象
- 44,000円以下でミズナラ樽を試してみたい人に
基本情報
| 商品名 | デュワーズ 12年 ミズナラ |
|---|---|
| メーカー | ジョン・デュワー&サンズ(バカルディ)。日本はバカルディ ジャパンが輸入、サッポロビールが販売 |
| 蒸留所 | アバフェルディを中心とした40種類以上の原酒 |
| 産地 | スコットランド |
| 分類 | ブレンデッド |
| 熟成樽 | ミズナラ樽(フィニッシュ) |
| 度数 | 40% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 3,600円前後(税込・2026年10月時点) |
| おすすめの飲み方 | ロック |
デュワーズ12年 ミズナラとは
デュワーズは、1846年創業のスコットランドのブレンデッドウイスキーです。ハイランドのアバフェルディ蒸留所をキーモルトにしていて、蜂蜜のような甘さとなめらかさで知られています。ブレンドを手がけるのは、マスターブレンダーのステファニー・マクラウド氏です。
ミズナラは、その12年をベースにした日本限定のボトル。ブレンドした原酒の全量を、日本産のミズナラ樽でフィニッシュ(後熟)しています。ミズナラは日本のウイスキーで使われる樽材で、白檀やお香にたとえられる独特の香りが出ることで知られています。
2026年5月26日に数量限定で発売され、「ボイジャーシリーズ」という新しい限定シリーズの第1弾という位置づけです。度数は40%、容量は700ml。価格はオープン価格で、実売は3,500円前後です。
ポイント
- デュワーズ12年の全量を、日本産のミズナラ樽でフィニッシュ
- 日本限定・数量限定。ボイジャーシリーズの第1弾
- 40%、700ml。実売3,500円前後の手頃なミズナラ樽スコッチ
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに注ぐと、デュワーズらしい蜂蜜とバニラの甘い香りが広がります。熟したりんごやアプリコットのような果実の香りもあり、第一印象は通常の12年とよく似ていますね。
その奥から、白檀やお香を思わせる和の香りが少しだけ顔を出します。はっきり主張するわけではなく、ウッディさとスパイスの中に紛れている、控えめな香りです。
開栓直後は香りがやや弱く、しばらく置いてから嗅ぐ方が果実と樽の香りが出てきます。
味わい
口当たりはなめらかで、蜂蜜とバニラの甘さにりんごの果実感が重なります。軽い口当たりの割に樽の風味はしっかりあり、通常の12年より厚みを感じる味わいですね。
中盤からは、シナモンのような温かいスパイスと、ミズナラ樽のウッディさが出てきます。白檀の香りが鼻に抜けて、ここで初めて「ミズナラだな」と分かる感じです。
後半は甘さからほろ苦さへ移り、樽の渋みも少し残ります。40%なので重たくはなく、ライトからミディアムくらいのボディです。
余韻
飲み込んだあとには、蜂蜜の甘さと、白檀のウッディな香りが残ります。果実の華やかさも少し続き、最後にスパイスとビターさで締まります。
長さは中くらい。通常の12年より樽の香りが長く残る印象ですね。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート3.5
そのまま飲むと、蜂蜜とりんごの甘さの奥にある白檀の香りを、ゆっくり探しながら味わえます。甘さと樽の香りのバランスは良く、普通においしいストレートです。
ただ、樽の苦みがやや目立ち、ミズナラの香りも控えめなので、香木のような香りを期待すると少し物足りないかもしれません。少し水を足すと苦みが和らいで、白桃のような果実感とお香の香りが出てきます。
開栓直後より、少し時間がたってからの方が香りが開くボトルだと思います。
ロック4.5
氷を入れると、甘さが引き締まって、果実の風味とお香の香りがはっきり出てきます。ストレートでは探さないと分からなかったミズナラの個性が、冷やすことで前に出てくる印象ですね。
後半はビターチョコのようなほろ苦さが続き、飲みごたえがあります。氷が溶けてもバランスが崩れず、徐々にクリーミーな甘さに変わっていく変化も楽しめます。
このボトルはロックで飲むのがいちばんです。大きめの氷でゆっくり飲んでほしいですね。
ハイボール4.0
炭酸で割ると、りんごやオレンジの華やかさと、ほのかなお香の香りが広がる、少しリッチなハイボールになります。甘さは控えめになり、樽の香りが軽やかに抜けていきます。
ただ、炭酸で割るとミズナラの個性はストレートやロックより薄れます。ハイボールが中心なら、1,000円ほど安い通常の12年でも十分かもしれません。
デュワーズ12年 ミズナラのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- 4,000円以下で、全量ミズナラ樽フィニッシュを体験できる
- ロックにすると果実感とお香が開き、氷が溶けても崩れない
- 和食に合う、少しリッチなハイボールになる
気になる声
- 白檀の香木感は控えめで、期待すると肩透かし
- 開栓直後は香りが弱く、苦みが目立つ
- ハイボールにするとミズナラの個性が薄れる
どのレビューでも触れられていたのは、この価格で全量ミズナラ樽フィニッシュを成立させたこと。ミズナラ樽のウイスキーは1万円を超えるものが多い中で、4,000円以下は手頃だという声が目立ちました。おすすめの飲み方はロックを挙げる記事が多く、「ロックで飲め」と言い切るレビューもあります。
一方で、ミズナラらしい白檀の香りは控えめだという指摘がほとんどでした。「探せばある」程度で、主に加わったのはウッディさとスパイスだという評価で、自分も同じ印象です。香木の香りを強く期待して買うと、物足りなく感じると思います。
ハイボールについては、「和食に合う」「少しリッチ」と評価する声と、「ミズナラの個性が薄れるので通常の12年で十分」という声に分かれていました。
デュワーズ12年 ミズナラの評価まとめ
| ストレート | 3.5 |
|---|---|
| ロックおすすめ | 4.5 |
| ハイボール | 4.0 |
| コスパ | 3.5 |
| 総合 | 3.9 |
蜂蜜とりんごの甘さに、ほのかな白檀の香りとスパイス。ミズナラの個性は控えめですが、通常の12年にウッディな厚みが加わった、落ち着いた一本でした。
飲むなら、ロックがおすすめですね。冷やすことで甘さが引き締まり、果実とお香の香りがいちばんはっきり出てきます。ストレートは少し苦みが目立ち、ハイボールはミズナラの個性が薄れるので、まずはロックで試してほしいところです。
価格は3,500円前後。通常の12年より1,000円ほど高いですが、ミズナラ樽のウイスキーとしてはかなり手頃なので、試しやすい一本だと思います。
こんな人におすすめ
- ミズナラ樽のウイスキーを手頃な価格で試してみたい
- ロックでゆっくり、甘さと樽の香りの変化を楽しみたい
- デュワーズが好きで、少し変わった限定品を飲んでみたい
おすすめしない人
- 白檀やお香のような香りをはっきり感じたい
- 普段はハイボールでさっぱり飲むことが多い
- スモーキーなウイスキーや、重たい味を求めている
りんごの甘さとほのかな白檀を、ロックで楽しみたい人は、デュワーズ12年 ミズナラをぜひ試してみてください。
