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今回は、サントリーの「オールド」をレビューしていきます。
1950年発売の、日本でいちばん長く親しまれているウイスキーのひとつ。丸いボトルの形から「だるま」の愛称で呼ばれている、70年以上続くロングセラーです。
今回飲んだのは、2026年の干支にちなんだ午年ラベルのボトルですが、中身は通常のオールドと同じです。
この記事では、香りや味わいに加え、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1レーズンやバニラの甘い香りに、蜂蜜のようなとろりとした口当たり
- 2山崎のシェリー樽原酒がキーモルト。2,000円前後でその片鱗を味わえる
- 3おすすめはストレートとハイボール。ロックは苦みが目立つ
- 4甘いウイスキーが好きな人や、手頃な国産を探している人に
基本情報
| 商品名 | サントリーウイスキー オールド |
|---|---|
| メーカー | サントリー |
| 蒸留所 | 山崎蒸溜所のシェリー樽原酒がキーモルト |
| 産地 | 日本 |
| 分類 | ブレンデッド |
| 度数 | 43% |
| 容量 | 700ml |
| 参考価格 | 2,200円前後(税込・2026年10月時点) |
| おすすめの飲み方 | ストレート・ハイボール |
サントリーオールドとは
サントリーオールドは、サントリーが1950年に発売したブレンデッドウイスキーです。戦前の1940年にはすでに完成していましたが、戦争で発売が延期され、10年後にようやく世に出たという経緯があります。黒くて丸いボトルから「だるま」や「たぬき」と呼ばれ、発売から70年以上たった今も売られ続けている定番です。
いちばんの特徴は、山崎蒸溜所のシェリー樽で熟成したモルト原酒をキーモルトにしていること。レーズンのような甘い香りと、とろりとした口当たりはこの原酒によるものです。度数は43%で、同じサントリーの角瓶より一段上の位置づけになっています。
今回飲んだのは、2026年の干支「午」をあしらった数量限定の干支ラベル。オールドは毎年11月になると、翌年の干支を描いたボトルが数量限定で発売されます。

ラベルが違うだけで中身は通常のオールドと同じなんですが、ついつい買ってしまいますよね。
ポイント
- 1950年発売。「だるま」の愛称で親しまれるサントリーの定番
- 山崎のシェリー樽原酒がキーモルト。レーズンのような甘さが特徴
- 43%で2,000円前後。今回は午年の干支ラベルだが中身は通常品と同じ
香り・味・余韻
それでは、実際に飲みながら香り・味わい・余韻をチェックしていきます。
香り
グラスに注ぐと、レーズンとバニラの甘い香りがすぐに広がります。洋梨やりんごのような果実の香りと、メープルシロップを思わせる濃い甘さもあり、国産のウイスキーの中でもかなり甘い香りですね。
その奥には、樽の香ばしさと、ナッツのような風味があります。スモーキーさはまったくなく、甘さと樽の香りが中心です。
43%ですが、アルコールの刺激はほとんど気になりません。
味わい
口当たりはとろりとオイリーで、蜂蜜やメープルシロップのような甘さが舌に絡みつきます。香りで感じたレーズンの風味がそのまま味にも出ていて、シェリー樽の存在感がはっきりありますね。
甘さのあとには、樽のほろ苦さと、黒胡椒のような軽いスパイスが出てきます。甘いだけで終わらず、後半は少し引き締まる味です。
ボディは軽めから中くらい。濃厚な甘さの割に重たさはなく、すっと飲めます。
余韻
飲み込んだあとには、メープルのような甘さと樽の香ばしさが残ります。レーズンの風味が鼻に抜けていき、ほのかなスパイスで締まります。
長さは短めから中くらい。甘い余韻がだらだら続くことはなく、きれいに消えていきますね。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート4.0
そのまま飲むと、レーズンと蜂蜜のとろりとした甘さをいちばんそのまま味わえます。この価格でシェリー樽の風味をストレートで楽しめるボトルは貴重ですね。
アルコールの角が取れていて、43%とは思えないほどなめらかです。ただ、甘さがかなり強いので、甘いウイスキーが苦手な人には少しくどく感じるかもしれません。
甘さが気になるときは、少し水を足すとすっきりします。水割りも相性がいいボトルです。
ロック3.0
氷を入れると、甘さが抑えられて、樽の苦みが前に出てきます。カカオやレーズンの風味は残りますが、ストレートで感じたとろりとした甘さは薄れてしまいますね。
アルコール感はさらに穏やかになるので飲みやすくはあるのですが、このボトルの良さである甘さが引っ込んでしまうのは少しもったいない気がします…。
甘さを楽しむならストレート、さっぱり飲むならハイボールの方が向いていると思います。
ハイボール3.5
炭酸で割ると、レーズンの風味がしっかり残った、軽やかで甘めのハイボールになります。スモーキーさがないので飲みやすく、食事と合わせても邪魔をしません。
後味にはほんのりビターさがあり、キレは悪くないですね。濃いめに作ると、メープルや樽の香ばしさも感じられます。
2,000円前後でこれだけシェリー樽の風味が残るハイボールは、なかなかないと思います。
サントリーオールドのネットでの評判
ネット上の情報から、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- 2,000円前後で、山崎のシェリー樽原酒の片鱗を味わえる
- 甘くてなめらかで、アルコールの角が取れている
- ハイボールや水割りにしても風味が残り、食事に合う
気になる声
- ロックにすると苦みが目立ち、甘さが消える
- 甘さが強すぎて、ストレートは飲みにくいという声
- 香りや余韻は短めで、上位のボトルのような深みはない
レビューを見ていると、この価格でシェリー樽の甘さを楽しめることに触れている人がほとんどです。「神コスパ」「2,000円以下で買えるジャパニーズウイスキーの最安」といった表現で、コスパを評価する声が目立ちました。おすすめの飲み方はストレートとハイボールが多く、水割りを一番に挙げる記事もありました。
一方で、ロックの評価は低めです。苦みが目立って甘さが消えるという指摘が複数あり、自分も同じ印象でした。ストレートの甘さを「絡みつくようで飲みにくい」とする声もあり、甘さの好みで評価が分かれるボトルだと思います。
古い銘柄のイメージがありますが、「今飲んでも普通においしい」「想像とのギャップがいちばん大きかった」という感想が多かったのも印象的でした。
サントリーオールドの評価まとめ
| ストレートおすすめ | 4.0 |
|---|---|
| ロック | 3.0 |
| ハイボールおすすめ | 3.5 |
| コスパ | 4.0 |
| 総合 | 3.6 |
レーズンとバニラの甘い香りに、蜂蜜のようなとろりとした口当たり。古いイメージとは裏腹に、山崎のシェリー樽原酒の片鱗がしっかり感じられる一本でした。
飲むなら、ストレートかハイボールがおすすめですね。ストレートでは甘さをそのまま、ハイボールでは軽やかにレーズンの風味を楽しめます。ロックは苦みが前に出るので、このボトルの良さは出にくいと思います。
価格は2,000円前後。この値段でシェリー樽の甘さをここまで味わえるボトルは、ほかにほとんどありません。
こんな人におすすめ
- レーズンや蜂蜜のような、甘いウイスキーが好き
- 2,000円前後で、手頃な国産ウイスキーを探している
- 山崎のシェリー樽の雰囲気を気軽に味わってみたい
おすすめしない人
- 辛口でドライなウイスキーが好き
- ロックでゆっくり飲むことが多い
- スモーキーさや、複雑な余韻を求めている
レーズンと蜂蜜のとろりとした甘さを2,000円前後で楽しみたい人は、サントリーオールドをぜひ試してみてください。