スコットランドスコッチ

アラン10年のレビュー【蜂蜜の甘さと柑橘の爽やかさ】

アラン10年のレビュー【蜂蜜の甘さと柑橘の爽やかさ】

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今回紹介するのは、スコットランド・アラン島のシングルモルト「アラン10年」。近所の酒屋さんで、おしゃれなボトルのデザインに惹かれて購入しました。

見た目がきっかけで選んだ一本ですが、個人的にはお気に入りのトップ5に入るほど好きなウイスキーです。ストレートはもちろん、ハイボールにもよく合うんですよね。

そんなアラン10年の香りや味わいと、ストレート・ロック・ハイボールそれぞれの楽しみ方をまとめます。

この記事の結論

  1. 1蜂蜜の甘さとリンゴ・柑橘の爽やかさが楽しめる
  2. 2ストレートは果実の風味に麦やナッツが重なる、飲みごたえのある味わい
  3. 3ハイボールにも好相性。フルーティで、後味はすっきり
  4. 4フルーティでハイボールにも合う、いつもより少し良いウイスキーを探している人におすすめ

基本情報

商品名Arran 10 Year Old(アラン10年)
メーカーアイル・オブ・アラン・ディスティラーズ
蒸留所ロックランザ蒸留所(スコットランド・アラン島)
産地スコットランド
分類シングルモルト
熟成樽バーボン樽 / シェリー樽
度数46%
容量700ml
参考価格5,500円前後(税込・2026年9月時点)
おすすめの飲み方ハイボール

アラン10年とは

アラン10年は、スコットランド西岸のアラン島にあるロックランザ蒸留所のシングルモルトです。1995年に生まれたこの蒸留所を代表する定番ボトルで、10年熟成の原酒を使っています。

熟成に使われるのはバーボン樽とシェリー樽。アルコール度数は46%で、冷却ろ過を行わないノンチルフィルタード、カラメルによる着色もしていません。

2019年にはブランドデザインが一新され、日本でも2020年から順次、新しいボトルに切り替わりました。ちなみに、ロゴに描かれている2羽のワシは、蒸留所の近くに営巣していたワシにちなんだもの。建設時にはその繁殖を守るために工事を中断したという、ちょっとしたエピソードがあります。輸入元の発表(新しいタブで開きます)では、こうしたデザインの由来も紹介されています。

ポイント

  • バーボン樽とシェリー樽を使った10年熟成
  • 46%、ノンチルフィルタード、無着色
  • ロゴの2羽のワシには、蒸留所建設時のエピソードがある

香り・味・余韻

まずはストレートで、香り・味わい・余韻を確認していきます。

香り|蜂蜜の甘さに、リンゴと柑橘の爽やかさ

蜂蜜やバニラの甘さに、リンゴやオレンジの瑞々しい香りが重なります。熟した果実の甘い部分と、柑橘のすっと抜ける爽やかさがどちらも感じられますね。

その奥には麦やビスケット、ナッツを思わせる香ばしさもあります。果実だけが強く香るわけではなく、お菓子のような甘い香りが重なることで、ふくらみのある印象です。

味わい|まろやかな甘さと、果実のほどよい酸味

口当たりはなめらかで、蜂蜜や麦の甘みが広がります。リンゴや柑橘を思わせる酸味もあり、甘さがありながら、重たくなりすぎない味わいです。

後半にはナッツや樽の香ばしさが加わり、舌には少しピリッとした刺激も。香りから想像するほど甘み一辺倒ではなく、果実の爽やかさとスパイスが味を引き締めています。

余韻|果実の甘さが残り、最後にほろ苦さ

飲み込んだあとも、リンゴや柑橘の風味とやわらかな甘さが残ります。麦や樽の香ばしさも重なり、果実の香りが口の中からふわっと抜けていきますね。

最後に感じるのは、オレンジの皮のようなほろ苦さと、ほのかなスパイス。甘さを残しつつ、ほんのりビターに締まる後味で、口に甘みがべったり残る感じではありません。

飲み方別の評価

ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。

ストレート4.5

ストレートで飲んだ写真

蜂蜜の甘さから果実、麦、ナッツへと続く味わいを楽しむなら、まずストレート。リンゴや柑橘の風味がはっきりしていて、その奥の香ばしさまで感じられます。

口当たりは滑らかで、甘さと酸味のバランスも良好。ひと口ずつ、香りと後味を確かめながら飲みたくなる味わいです。

ただ、度数が46%あるので、少しアルコール感が気になります。舌にピリッとした刺激が残り、もう少し穏やかだと飲みやすいですね。

ロック4.0

ロックで飲んだ写真

氷を入れると香りは少し穏やかになり、まろやかな甘さと柑橘の風味が楽しめます。ストレートで感じた刺激が落ち着き、口当たりも柔らかくなる印象。

バニラやクリームを思わせる甘さに、リンゴやナッツの風味が重なります。果実感がすっかり消えてしまうわけではなく、冷やしてもフルーティさは健在です。

一方で、後半に残るビターさは少し気になるところ。樽や柑橘の皮のような苦みが出てくるので、最初のまろやかな甘さがもう少し続いてほしいと感じます。

ハイボール5.0

ハイボールで飲んだ写真

炭酸で割ると、オレンジやリンゴを思わせる香りが広がり、爽やかな飲み口になります。

ストレートの甘さは軽やかになりつつ、麦や蜂蜜の風味がほんのり残ります。果実の香りと柔らかな甘みがあって、後味はすっきり。食事と一緒にも楽しみやすい味わいです。

薄めすぎると風味が控えめになるので、果実感を楽しみたいときは少し濃いめに。

アラン10年のネットでの評判

ネット上の購入者レビューや実飲レビューから、良い声と気になる声をいくつかまとめました。

良い声

  • 果実を思わせる香りが華やかで、軽やかに飲める
  • ハイボールでもフルーティな風味を楽しめる
  • 味わいに対して価格の満足度が高く、普段飲みにも選びたい

気になる声

  • ストレートでは、舌にピリッとくるアルコールの刺激が気になる
  • 加水すると苦みが出てきて、好みが分かれる

今回確認したレビューでは、やはり果実感やフルーティーさを評価する声が多く見られました。

アルコール感については、度数が46%と少し高めなので、ウイスキーを飲み慣れていない人には刺激が強く感じられることもあるのかなと思います。

アラン10年の評価まとめ

ストレート4.5
ロック4.0
ハイボールおすすめ5.0
コスパ3.5
総合4.5

ストレート・ロック・ハイボールと試してみましたが、どの飲み方でもおいしく飲めるのがいいですね。

なかでも、個人的にいちばん好きなのはハイボールです。炭酸で割ってもフルーティな香りがしっかり残っていて、ほんのり甘く、後味は爽快。

飲みやすいのに飲みごたえはしっかりあるので、ハイボールが好きな人には特におすすめです。

こんな人におすすめ

  • 蜂蜜のような甘さと、リンゴや柑橘の爽やかさを楽しみたい
  • 果実の香りが感じられるハイボールを飲みたい
  • 一本をストレート・ロック・ハイボールで飲み分けたい

おすすめしない人

  • アルコールの刺激がほとんどない、穏やかな飲み口を最優先したい
  • レーズンやチョコレートを思わせる、濃厚なシェリー樽の味わいを求めている

その日の気分で飲み方を変えられる万能さがあるので、家に1本置いておくと重宝すると思います。

フルーティでハイボールにも合う、いつもより少し良いウイスキーを探している人は、アラン10年をぜひ買ってみてください。