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今回は、バーボンの「ブラントン シングルバレル」をレビューしていきます。馬と騎手の飾りが付いたボトルは、見覚えがある人も多いのではないでしょうか。
一本ずつ手書きされたラベルも特徴で、ほかの樽の原酒と混ぜずに瓶詰めする、少し特別な造りのバーボンです。
見た目だけでなく、味わいはどうなのか。香りや味、ストレート・ロック・ハイボールでの違いを紹介します。
この記事の結論
- 1バニラやキャラメルの甘さに、柑橘や花を思わせる華やかな香り
- 2香りと飲みごたえを楽しむならストレート。ロックでも甘さを楽しめる
- 3味わいだけでなく、ボトルのデザインにもこだわりたい人におすすめ
基本情報
| 商品名 | Blanton's Original Single Barrel(ブラントン シングルバレル) |
|---|---|
| メーカー | バッファロー・トレース蒸留所(サゼラック社)/日本の輸入元は宝酒造 |
| 蒸留所 | バッファロー・トレース蒸留所(アメリカ・ケンタッキー州フランクフォート) |
| 産地 | アメリカ |
| 分類 | バーボン |
| 熟成樽 | 新樽(内側を焦がしたアメリカンオーク)で熟成した1樽から瓶詰め |
| 度数 | 46.5% |
| 容量 | 750ml |
| 参考価格 | 13,000円前後(税込・2026年9月時点) |
| おすすめの飲み方 | ストレート |
ブラントンとは
ブラントンは、アメリカ・ケンタッキー州のバッファロー・トレース蒸留所で造られるバーボン。1984年に、世界初の商業販売されたシングルバレルバーボンとして登場しました。
「シングルバレル」とは、ほかの樽の原酒と混ぜず、一つの樽から瓶詰めすること。同じ銘柄でも樽によって香りや味に違いが出るため、その樽の個性を楽しめるのが魅力です。
熟成には、蒸留所の「H倉庫」で育った原酒を使用。樽ごとに状態を見極めて選び、ラベルには樽出しの日付や樽番号、貯蔵位置などが手書きで記されています。
今回紹介するのは46.5%のオリジナル。同じシリーズのブラック(40%)やゴールド(51.5%)とは別の商品です。
ポイント
- 一つの樽の原酒だけを瓶詰めするシングルバレル
- H倉庫で熟成し、樽ごとに選び抜いた原酒を使用
- 樽出しの日付や樽番号が分かる手書きラベル
馬と騎手の栓は全部で8種類
ボトルの栓には、レースの始まりからゴールまでを表した8種類の馬と騎手が使われています。ブランド公式の紹介(新しいタブで開きます)によると、それぞれに文字が刻まれており、そろえると「BLANTON’S」になる仕掛けです。
飲み終わったあとも飾ったり、栓を集めたりと楽しめるのは、このボトルならではですね。
香り・味・余韻
まずは、香り・味わい・余韻を順にチェックしていきます。
香り
バニラやキャラメルの濃い甘さに、蜂蜜やオレンジを思わせる香りが重なります。ドライフルーツのような甘い果実感もあり、ふくよかに香りますね。
木の香ばしさやスパイスがしっかりありながら、花を思わせる華やかさも感じられます。少し鼻に刺激はありますが、樽の香りだけが前に出るわけではなく、甘さや果実感も楽しめる香りです。
味わい
キャラメルや蜂蜜の甘さが広がり、柑橘やドライフルーツの風味が続きます。口当たりには丸みがあり、濃い甘さとしっかりした樽の風味を感じます。
一方で、舌にピリッと来る刺激もあり、ただまろやかなだけではありません。後半になると木のほろ苦さとスパイスが目立ち、甘い入り口から少しドライな味わいに変わります。
余韻
バニラの甘さを残しながら、樽の香ばしさとスパイスが長く続きます。飲み込んだあとにも木の風味がはっきりあり、口の中に温かさが残りますね。
その甘さに少しずつほろ苦さが混ざり、最後はドライな印象へ。香りの華やかさに対して、飲み終わりは樽とスパイスの存在感が強めです。
飲み方別の評価
ストレート・ロック・ハイボールの3つの飲み方で試してみます。
ストレート4.5
甘い香りと樽の風味をじっくり楽しめる飲み方です。バニラや蜂蜜の甘さに柑橘の風味が重なり、香ばしさもあって、ひと口でも満足感があります。
ただ、口当たりが丸いからといって、刺激がないわけではありません。46.5%のアルコール感はあり、舌にピリッと来るところは気になりますね。
それでも、甘さとスパイスの組み合わせが良く、香りを確かめながら少しずつ飲みたくなる味。今回はストレートが一番好みです。
ロック4.0
氷を入れても、キャラメルやバニラの甘さはしっかり楽しめます。ストレートの華やかさは少し落ち着き、樽の香ばしさを感じる飲み口に。
甘さの後にはスパイスも残るので、ただまろやかになるだけではありません。ほろ苦い後味も含めて、ゆっくり飲むのに合っています。
香りの広がりはストレートの方が好みですが、冷たくして甘さを楽しみたいときにはロックも良いですね。
ハイボール4.0
炭酸で割ると、甘い香りを軽やかに楽しめます。蜂蜜や柑橘を思わせる風味があり、ストレートとは違ったすっきりした飲み口です。
じっくり味わうならストレートを選びたいですが、爽やかに飲みたいときにはこちら。少し贅沢なハイボールを楽しむのも良いと思います。
ブラントンのネットでの評判
国内外の実飲レビューから、良い声と気になる声をまとめました。
良い声
- 甘い香りが豊かで、花や果実のような華やかさもある
- 甘さ・樽の風味・スパイスのバランスが良い
気になる声
- 甘い飲み口でもアルコールの刺激が気になる
- 余韻が短く、期待したほど印象に残らない
確認したレビューでは、香りの豊かさと、甘さにスパイスが重なる味わいが評価されていました。花の香りを強く感じる人もいれば、バニラやキャラメルを中心に挙げる人もいて、樽の違いも含めて印象に幅があるようです。
アルコール感については、たしかに甘い香りから想像するより刺激がありますね。飲み慣れていない人に、無条件で飲みやすいとは言いにくいところです。
余韻の長さはレビューによって評価が分かれていました。個人的には、長さだけでなく、甘さの後に残る樽の風味やスパイスを楽しめるところが良いと思います。
ブラントンの評価まとめ
| ストレートおすすめ | 4.5 |
|---|---|
| ロック | 4.0 |
| ハイボール | 4.0 |
| コスパ | 2.0 |
| 総合 | 4.0 |
甘い香りを楽しみながら、ゆっくり飲みたくなる一本です。バニラやキャラメルだけでなく、柑橘や花のような華やかさもあり、樽の香ばしさとのバランスが良いですね。
一番気に入ったのはストレート。多少の刺激はありますが、甘さや香り、スパイスまでしっかり楽しめます。ロックにしても甘さが残るので、気分に合わせて飲み方を変えられるのもうれしいところ。
実売でも1万円を超えるため、毎日の晩酌用に気軽に買う価格ではありません。ただ、少し良いバーボンを家に置いて、時間のある日に一杯楽しみたい。そんな選び方には合うと思います。

馬の栓を集める楽しみもあるので、バーボン好きな人へのプレゼントにも良さそうですね!
こんな人におすすめ
- 甘い香りと、樽やスパイスの風味を楽しみたい
- ストレートやロックでゆっくり飲む、少し良いバーボンが欲しい
- 味だけでなく、ボトルのデザインにもこだわりたい
おすすめしない人
- アルコールの刺激や樽の風味が苦手
- 普段飲みの価格の手頃さを最優先したい
少し値は張りますが、この華やかな香りは、バーボンが苦手だと感じている人にも一度は試してみてほしいです。いつものバーボンとは違う一本を探している人も、ぜひブラントンを飲んでみてください。